小田急線生田駅近くの五反田川沿い（川崎市多摩区生田）で、河津桜の並木が見頃を迎えた。ピンク色の花越しに特急ロマンスカーなど近くを走る電車も楽しめ、住民にひと足早い春の訪れを告げている。
地元の有志が１０年ほど前にまちづくり活動の一環で植樹したもので、川の右岸約１４０メートルに２０本余が並んでいる。散歩の傍らに花をバックに写真を撮る人の姿も見られる。
並木の管理などをしている五反田自治会の吉田輝久会長は、「今年の開花は昨年より１週間以上遅かった。日当たりが良い所は見頃だが、まだこれからという木もある」と話していた。
