半世紀の道のり祝う 県歩け歩け協会

 NPO法人「神奈川県歩け歩け協会」(前川吉和会長)が3日、創設50周年を迎え、横浜市内で記念祝賀会を開いた。東京都ウオーキング協会の大塚忠克会長ら約50人が駆け付け、半世紀の節目を祝った。

 前川会長は「高齢化社会では歩くことを通しての健康づくりがますます重要だ。きょうをスタートに2020年の東京五輪に向けた活動を加速していきたい」とあいさつ。大塚会長は「大規模なウオーキング関係組織で50年を迎えたのは東京以外では神奈川が初めて」、浦邊哲・県スポーツ振興担当部長は「次は100周年を目指してほしい」と祝辞を述べた。

 県歩け歩け協会は1964年の東京五輪を機に始まったウオーキング運動を受けて68年3月3日、「神奈川県歩行運動連絡協議会」として発足。82年から現名称となり、2003年にNPO法人となった。

 「横浜歩け歩け運動連合会」や「箱根町歩く会」など20団体が加盟し、会員数は約3千人。県内各地で幅広く活動を展開し、「かながわ・ゆめ国体」などさまざまな行事にも協力してきた。

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