マルセイユ戦で右足首と第5中足骨を負傷したパリ・サンジェルマンFWネイマールは、復帰まで3か月ほどかかると見られている。今季中の復帰が難しくなる可能性もあり、復帰が2018ロシアワールドカップ直前になるとの見方もある。ネイマールはブラジル代表の絶対的エースで、ブラジルとしてはネイマールの状態が気になることだろう。ワールドカップ直前の復帰となればコンディションは万全な状態となるのか、試合勘の問題は大丈夫かといったことなど不安のポイントは尽きない。
しかし米『ESPN』は、ネイマール不在でも今のブラジルに大きなトラブルは起きないはずとの見方を示している。なぜなら、同じくネイマールを中心に臨んだ2014ブラジルワールドカップの頃に比べて選手層が厚くなっているからだ。4年前は最前線にベテランのフレッジを配し、2列目には現在中国でプレイしているフッキやオスカル、若いベルナルジらがいたが、今はこれ以上に面子が豪華だ。
リヴァプールのロベルト・フィルミーノ、マンチェスター・シティのガブリエウ・ジェズスの2人はフレッジよりも多くの仕事をこなすことができ、得点力も高い。さらにはバルセロナのフィリペ・コウチーニョ、チェルシーで好調を維持するウィリアン、ユヴェントスのドウグラス・コスタも4年前にはなかったオプションだ。
同メディアは「ネイマールはブラジル最大のスターだが、彼抜きでもブラジルは強い」と伝えており、現指揮官チッチが植え付けた組織力も4年前のチームを上回っていると絶賛している。ネイマールの状態が100%でないのは大問題だが、他の選手だけでも十分に上位進出を狙うことが可能だ。それほど今のブラジルは強く、ネイマールを欠いても優勝候補との評価に変わりはないだろう。
●theWORLDオフィシャルニュースサイトが、サクサク読めるアプリになりました。
ダウンロードはこちらから（iOS版）
https://itunes.apple.com/us/app/theworld-%E3%82%B6-%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%89/id1322951988?mt=8/
