光岡自動車は、2シーターオープン「Himiko（ヒミコ）」のフルモデルチェンジを行い、2018年2月23日（金）より発売する。価格は497万8800円～598万3200円（消費税込）。
ヒミコは、ロングノーズ＆ショートデッキからなる美しいプロポーションで魅了する、クラシカル2シーターオープンで、国内唯一のセグメントに位置付けられている。2008年12月の初代モデル誕生以来のコンセプトを継承しながらも、より洗練されたデザインに生まれ変わった。
フルモデルチェンジで何が変わった？
大地を捉える力強さを表したフロントフェンダーは、クラシカルシルエットを醸し出している。そこに沿うよう配置されたLEDイルミネーションランプは、クラシカルシルエットにもモダンなデザインを潜ませる。
フロントフェンダーをブラックアウトで塗リ分けたキャラクターラインは、整流と強度において高い機能性を持ちながら、1930年代ビンテージカーのアーキテクチャを現代の解釈で再構築したデザインとなっている。
ロングノーズがさらに伸びた！？
新型ヒミコのボディサイズは、全長4580mm×全幅1740mm×全高1235mmとなっている。前モデルよりもホイールベースは短くし、オーバーハングを伸ばすことで、立体的、かつ彫りの深い造形とした。
大型のラジエターグリルは、厚みのあるアウトラインと、細く上品な格子状対比によって高級感を演出。ひときわ低く絞り込まれたリアスタイルは、現代のクルマと決定的に異なるデザインとなっている。
ビンテージカーに見られる外付けトランクを彷彿とさせるトランクボックスは、リアビューを引き締めながらも、クラシカルな楽しい旅路の雰囲気を演出する。なお、ルーフは手動の開閉式で、その軽さは片手でも容易で、気軽なオープンエアーを楽むことができる。
前モデルよりもホイールベースを120mm短くして、フロントオーバーハングは140mm延長。リアオーバーハングを15mm短縮。全高は20mm低くして、全幅は10mm増とした。こうしてボディバランスを整え、前後重量配分を大幅に見直した結果、48:52という最適な体幹を得た新型ヒミコは、よりロー＆ワイドなスタイルを手に入れた。
また、グランドエフェクトを考慮し、フロントアンダーカバーとフェンダーサイドパネル内部を翼断面形状としたことで、高速域でのダウンフォースを得てフェイスリフトを抑制し、飛躍的に操縦安定性が向上した。
8000回転まで刻まれた回転計など内装にもこだわった
インテリアは機能部品が小気味よく配置され、8000回転まで刻まれた回転計と、200km/hまで刻まれた車速計を装備した。搭載されるのは1.5リッターノンターボエンジン。6速MTもしくは6速ATと組み合わされる。
また、シフトノブとパドルシフトは、まるで手足のごとくクイック＆ダイレクトに反応し、シートは厳選された心地良い風合いのレザーで、しっかりと優しく包み込んでくれる。
なおこれまでミツオカ ヒミコは、マツダの2シーターオープンスポーツカー「ロードスター」(NC型)をベースに造られてきた。今回ミツオカからプレスリリース上の公式アナウンスはないが、排気量などから新型ヒミコのベース車両が、現行のND型ロードスターへと変更となった模様だ。
