ドイツ代表は世界中が羨むほど才能あふれる選手を抱えているが、どの選手もドルトムントFWマルコ・ロイスの才能には敵わないのかもしれない。ロイスは怪我が絶えない選手で長期離脱を繰り返しており、2014ブラジルワールドカップやEURO2016にも縁がなかった。今季も怪我でなかなかドルトムントに合流できなかったが、復帰してからはリーグ戦で3試合連続得点を記録するなど決定的な働きを見せている。
3日のライプツィヒ戦ではマフムード・ダフードのスルーパスに抜け出し、そのままドリブルで相手GKをかわしてシュートを決めているが、あれほどスムーズなタッチでGKをかわせるアタッカーは多くない。その才能はとてつもないレベルにあると言える。
独『Deutsche Welle』はロイスを2018ロシアワールドカップで先発起用すべきだと訴えている。ロイスは現在ドルトムントで右サイドも担当しているが、やはり左サイドで起用した時が面白い。このポジションではマンチェスター・シティで急成長するレロイ・サネ、パリ・サンジェルマンに所属するユリアン・ドラクスラーもいる。しかし同メディアはドラクスラーがあまり多くの出場機会を得ていないこと、サネがまだ若い選手であることからロイスを1番手にするのもいいと主張している。
ただしワールドカップのような短期決戦でガラスの天才ロイスがコンディションを維持できるのかは気になるところで、登録メンバー人数が限られているだけに1人でも無駄にすることはできない。怪我のリスクがあることは大きなマイナスポイントになる。代表監督のヨアヒム・レーヴもロイスをどう扱うべきか迷っているはずだが、ドイツ屈指の才能はロシアの地でもプレイできるか。
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