19日から24日の6日間、災害に備えた医療機関の対応確認に加えて区民に対する「災害時のぼり旗」の理解と啓発を図ることを目的に「災害時のぼり旗掲出訓練」が実施された。
港北区は大地震発生時の医療体制を昨年7月に変更。震度6弱以上の大規模地震が発生した際、これまでは医師や薬剤師らが地域防災拠点に参集し、地域防災拠点を巡回。重症度の判断と、できる範囲の救急処置を行う体制となっていた。変更後は被災を免れて診療が可能な災害拠点病院(横浜労災病院)、災害時救急病院(菊名記念病院ほか)や診療所は「診療中」と書かれたのぼり旗を掲出。また、医療機関が発行する処方箋を調剤可能な薬局には「開局中」ののぼり旗が掲出されることになっている。
期間中は港北区医師会と港北区薬剤師会の各会員医療機関で実施され、区内のあちらこちらでのぼり旗を目にすることができた。
訓練を終えたある薬局の管理薬剤師は「訓練を行うことで、いざという時の準備をしっかりできる」と話した。