子ども医療費助成高校生まで拡大へ 佐々町議会開会

 定例佐々町議会は6日、開会した。22日まで17日間の会期中に30議案を上程、審議する。総額57億3200万円の新年度一般会計当初予算案には、子どもの医療費助成の対象を高校生まで拡大する事業を盛り込んだ。

 現在は乳幼児から中学生を対象に、1医療機関当たり1日800円、月1600円を超えた額を助成している。10月ごろをめどに高校生への助成を始める方針。長崎県内で高校生までの医療費助成をしているのは松浦市のみという。

 このほか、3月末で閉園する佐々幼稚園など町立4施設を解体する事業に1億4千万円を計上した。跡地は民間事業者の誘致など町の活性化に役立てる。

 6日は一般質問で4人が登壇。庁舎整備や、し尿処理事業の方針について町側をただした。

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