他業種でも参考にしたい!ミスは許されないCAが気を付けていること

保安業務にミスは許されない

CAにとって、笑顔でお客さまにサービスすることはもちろん大切な業務の一つですが、それ以上に大切なのが保安要員としての業務です。

安全にお客さまを目的地までお運びするのが一番大切なこと。

人間ですから小さなミスを起こしてしまう可能性は十分にあります。

しかし、命を預かっている以上、どんな小さなミスも許されません。

では、そのためにどんなことに気をつけているのでしょうか?

今回は、CAが日ごろ意識して実践していることをお話します。

CAだけではなく、仕事をしている方皆様にも通じることばかりです!

 

指さし、声出し確認

CAが親指を立てたオッケーサインで別のCAやグランドスタッフに合図しているのを見たことはありませんか?

目視は視覚だけの情報になるため脳への刺激が小さいので、体を動かして、声に出して、確認することで確認の精度を上げます。

人間は多くの感覚器官を使って行動した方が意識が覚醒し、集中力、注意力記憶力が上がるそうです。

 

分からないことは質問する

とても単純で基本的なことですが、常に実践できている人は意外と少ないもの。

自己判断で曖昧なままにしないことはとても大切です。

恥ずかしい気持ちやプライドは必要ありません。

CAの訓練では、質問が飛び交います。

分厚いマニュアルをすべて覚えるので、暗記力が必要と思われがちですが、しっかり理解して覚えます。

なぜ、そうするのか、なぜ、その順番でなければダメなのか、など。

座学訓練で覚えて、実技訓練で実際に体を動かしてみて、納得いかなければまた何度でも聞きます。

正確さが最優先です。

 

ニアミスを見逃さない

失敗しそうになった時は、失敗する可能性がおおいにあると考えられます。

ミスになりそうになったものをその場で終わらせず、改善対策を考えることが大切です。

一人でではなくグループで考えると、注意喚起にもなります。

 

速度より正確さ

仕事を進めるうえではスピードも大切ですが、スピードを優先させるのは失敗や間違いのもとです。

急いでいる時こそ、ひとつ一つを丁寧に確実に。

実はそれが確実に業務を遂行する一番の近道だったりします。

 

 

例外を作らない

決められたルールや規則は、しっかりと守ることが大切です。

普段と異なる方法でやりたい時は必ず責任者の許可を取ること。

また、手順を省略した時はミスが起こる可能性が高くなります。

毎回同じ手順を繰り返すと「少しくらい省略しても」という気持ちになりますが、絶対にダメです。

例えば、CAはお客さまが全員降機した後、全ての座席の確認をします。

忘れ物はないか、不審なものはないか、いつもと違う様子はないか。

例えお客さまがひとりでも、全ての座席を確認します。

省略したくなる気持ちも生まれます。

けれど、決して省略しません。

 

記憶に頼らない

「頭で覚える」はダメ。

書き留めて記録します。

「この程度なら」という単純なことほど頭で覚えようとして忘れてしまうことが多くあります。

記憶は消えますが、記録は消えません。

そのため、CAのポケットには小さなメモ帳がいっぱい詰まっています。

 

いかがですか?

CAの業務に限った話ではなく、社会人として仕事をするうえで常に意識していきたいことばかりですね。

実は、どれも単純で簡単な方法なんです。

小さな積み重ねが、大きな成果につながることが分かりますね。

 

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