愛知製鋼の本社ロビーにひときわ目立つ「書」。軽く高さ1メートルを超す。「鋼」「鍛」「Smart」と大きく書かれた達筆。
実はこれ、今年度から展開している3カンパニーの名称を大きく掲げたもの。力強い書体から、経営の迅速な意思決定と当事者意識の高まりを本社入口でも感じ取ることができる。
作者は、書道家の高岡会亜衣さん。作品を仕上げるにあたり、まずは生産現場を見学。第2製鋼工場、第7鍛造工場、電子部品工場を見学し、イメージをつかんだあと、百回を超す試し書きを実施。ようやく満足のいく作品に仕上げて本社ロビーへの展示に至った。
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藤岡社長は「生まれ変わろうとする当社の強い意志が表れている。カンパニー制は、スピーディーな経営への推進力を強化するのを目的に導入した。各カンパニーがI Will(当事者)の意識を持つ大きな契機になり、手応えを感じている。カンパニー間の協力体制もできた。今後、我々を取り巻く事業環境は大きく変化してくるが、それに対応するための企業風土、組織体制が着実に形づくられてきていると認識している」としている。