学用品費の助成、入学前に支給前倒し 真鶴町

 神奈川県真鶴町は6日、生活困窮世帯の児童・生徒への学用品費を支給する就学援助制度で、新入学児童・生徒については2019年度から、支給を入学後から入学前に前倒しする方針であることを明らかにした。

 同日の町議会本会議で、黒岩範子氏(共産党)の一般質問に答えた。

 町教育委員会教育課によると、町は現在、町内に住み、町立小中学校に在学する生活保護の要保護世帯と準要保護世帯に対して、学用品を購入する際の費用を助成。7月、12月、3月のそれぞれ学期末に支給している。

 ランドセルや制服の購入など入学時は準備時期に学用品費がかさむことから、入学前に支給する方針を決めた。19年度の新1年生からの導入を検討している。小中学校の両方で同時に前倒しするかは未定。

 助成対象は17年度が小中学校で計8人おり、1学期末に小学生には4万600円、中学生には4万7100円を支給している。同課によると、県西部では、南足柄市や湯河原町が18年度新入学分から小中学校両方で入学前の支給を決めている。

© 株式会社神奈川新聞社