横浜市副市長に小林、荒木田氏 教育長は鯉渕氏

 横浜市の林文子市長は7日までに、新たな副市長に小林一美政策局長(59)と荒木田百合政策局担当理事(58)を充てる方針を固めた。柏崎誠副市長(63)が任期満了の今月末で退任し、渡辺巧教、平原敏英の両副市長とともに8年半ぶりの4人体制となる見通し。女性副市長も8年半ぶりで市職員からの登用は初めて。また岡田優子教育長(65)も任期満了の今月末で退任し、新たに鯉渕信也健康福祉局長(60)を充てる方針。開会中の市会第1回定例会に人事案を提案する。

 小林氏は1983年に入庁し、2012年から政策局長。建築局を中心にキャリアを重ね、市長室長や秘書部長も務めた。

 荒木田氏は1982年入庁。こども青少年局地域子育て支援課長、都市経営局都市経営推進課担当課長などを経て、2016年から現職。

 柏崎氏は14年4月に副市長に就任。財政分野に精通し、市の財政健全性の維持などに貢献した。

 教育長に登用予定の鯉渕氏は1983年入庁。こども青少年局長などを経て、2015年から健康福祉局長を務めている。

 岡田氏は13年に教育長に就任。16年に明らかにした東京電力福島第1原発事故で市内に自主避難した男子生徒へのいじめ問題に追われた。

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