パイレーツ・ハードル監督 31歳・ノバを開幕投手に指名

日本時間3月8日、パイレーツのクリント・ハードル監督は今季の開幕投手をイバン・ノバに任せることを明らかにした。ノバはメジャー9年目にして初めての開幕投手となる。また、本拠地開幕戦ではジェイムソン・タイロンが先発することも併せて発表されている。

2016年途中にヤンキースからパイレーツに加入したノバは、移籍後11試合に先発して3試合で完投するなど、5勝2敗、防御率3.06の好成績をマーク。パイレーツでの初のフルシーズンとなった昨季は、4月に月間最優秀投手に選出されるなど、前半戦は前年に引き続き好調を維持(18先発で9勝6敗、防御率3.21)したが、後半戦に13先発で2勝8敗、防御率5.83と大きく崩れ、最終的には11勝14敗、防御率4.14とやや不本意な成績に終わった。それでも「ノバは先発ローテーションの柱だ」とハードルからの信頼は変わらず、ハードル、レイ・シアリッジ投手コーチ、ニール・ハンティントンGMの三者による話し合いの結果、ノバに開幕投手の大役が託されることが決定したようだ。

ノバはメジャー9年目にして初の大役を務めることになり、ハードルによると「ワクワクしていた」という。対戦相手のタイガースはまだ開幕投手を発表していないが、2016年の新人王であるマイケル・フルマーが大役を担うことが濃厚。タイガースの本拠地コメリカ・パークでの両者の投げ合いによって、両軍の2018年シーズンは幕を開けることになる。なお、ノバはこれまでにコメリカ・パークで4試合に登板しているが、0勝3敗、防御率8.35と打ち込まれており、コメリカ・パークでの初勝利を目指す。

日本時間3月30日の開幕戦(敵地でのタイガース戦)にノバ、日本時間4月3日の本拠地開幕戦(対ツインズ)にタイロンが先発することが決定したパイレーツだが、先発ローテーションの残り3枠は未決定。MLB公式サイトでパイレーツの番記者を務めるアダム・ベリーによると、残り3枠にはチャド・クール、トレバー・ウィリアムス、そして新加入のジョー・マスグローブが入る可能性が高いようだ。

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