気象庁は8日、向こう1か月間の天候の予想を発表した。全国的に平均気温は平年並みか、高くなる見通し。とくに今月下旬にかけては日本列島に暖かい空気が流れ込むため、気温がかなり高くなる可能性がある。雪の多い地域では雪解けが急速に進み、なだれや融雪による土砂災害や河川の増水に注意が必要だ。
全国に高温に関する異常天候早期警戒情報
8日は本州付近を進む低気圧の影響で、全国的にくもりや雨となった。関東地方は気温が低く、山間部では雪の降った所もあった。ただ、9日以降は暖かい空気が流れ込み、気温が急上昇する見通し。来週13日からの約1週間は全国的に気温が平年を大幅に上回る可能性が高く、気象庁は北海道を除く各地に高温に関する異常天候早期警戒情報を出し、注意を呼びかけている。
湿った空気が影響 太平洋側はくもりや雨多い?
来週は春の高気圧に覆われて、全国的に晴れる日が多くなる見通し。その後は湿った空気の影響で、北日本太平洋側では平年と比べ晴れの日が少なくなるとみられる。今月下旬は一転して、ぐずついた天気となる可能性がある。