通算68勝のベテラン右腕・ペルフリーが現役引退を表明

日本時間3月8日、メッツなどで活躍し、通算68勝をマークしたベテラン右腕、マイク・ペルフリーが現役引退を決断したことをSBネーションが伝えた。同メディアのリポートによると、ペルフリーは引退後、カンザス州ウィチタにあるニューマン大学でコーチを務めることが決定しているという。

現在34歳のペルフリーは、2005年のドラフトでメッツから1巡目(全体9位)指名を受けてプロ入りし、順調にマイナーの階段を駆け上がって、プロ2年目の2006年7月には早くもメジャーデビュー。メジャー3年目の2008年に13勝11敗、防御率3.72をマークして先発ローテーションに定着すると、翌2009年は10勝、2010年には自己最多の15勝をマークして先発ローテーションの中心的存在となった。ところが、活躍は長くは続かず、2011年は7勝に終わり、2012年は右肘の故障の影響で3試合に登板しただけ。2013年からはツインズで3シーズンにわたってプレイしたが、2014年は右肘の手術を受けて長期欠場し、3シーズン合計で11勝しか挙げられなかった。タイガースへ移籍した2016年は4勝10敗、防御率5.07、そして昨季はホワイトソックスで3勝12敗、防御率5.93に終わり、なかなか契約先が見つからなかったこともあってユニフォームを脱ぐことを決断するに至ったようだ。メジャー12シーズンでメッツ、ツインズ、タイガース、ホワイトソックスの4球団でプレイし、通算成績は275試合(うち256先発)に登板して68勝103敗、防御率4.68、838奪三振だった。

今後は2部リーグに所属するニューマン大学で「ボランティア・アシスタント・ベースボール・コーチ」を務める一方で、学位を取得するためにウィチタ州立大学に通う予定だという。故障と戦いながらも3度の2ケタ勝利を含む通算68勝をマークした右腕の、第2の人生での活躍に期待したい。

© MLB Advanced Media, LP.