長崎大は8日、一般入試(2次試験)前期日程の合格者を発表した。9学部の合格者数は前年より27人多い1163人。競争率は前年より0.1ポイント下がり2.1倍だった。
合格者は男子702人、女子461人。県内在住者は407人で、全体に占める割合は前年より0.7ポイント増え、35%になった。競争率は水産学部が最も高く4.8倍。医学部が3.2倍で続いた。
長崎市文教町の文教キャンパスでは、降りしきる雨のため、発表場所を屋外から中部講堂内に変更。ウェブサイトより1時間早く午前10時に合格番号が掲示されると、待ちかねた受験生から「あった」「やった」と歓声が上がった。
工学部に合格した精道三川台高の桐谷誠徳(まさのり)さん(18)は「3年間、親に苦労を掛けたし、さまざまな人に支えてもらった。感謝です」と感極まって涙。同学部に合格した県立長崎西高の河浪侑奈さん(18)は「ひと安心です。人の役に立つロボットなどの機械をつくりたい」と笑顔をみせた。
後期日程の試験は12日。