ロッキーズがカルロス・ゴンザレスとの再契約を検討か

MLBネットワークのジョン・ヘイマンによると、ロッキーズは9シーズンにわたって主力選手として活躍し、計211本塁打を放ってオールスター・ゲームに3度選出された実績を持つカルロス・ゴンザレスとの再契約を検討しているようだ。両者は現在も連絡を取り合っているという。

2010年に.336の高打率で首位打者のタイトルを獲得し、シルバースラッガー賞2度、ゴールドグラブ賞3度などの輝かしい実績を誇る強打の外野手がロッキーズに戻ってくる可能性がある。MLB公式サイトでロッキーズの番記者を務めるトーマス・ハーディングは、ロッキーズが現在もフリーエージェント市場において補強の可能性を模索しており、連絡を取り合っている選手の一人がゴンザレスであることを伝えている。ただし、どの選手との交渉も発展的な段階には至っておらず、すぐに契約が決まる可能性は低いようだ。

今オフ、ゴンザレスに対してはオリオールズ、ホワイトソックス、ロイヤルズ、アストロズ、ブルージェイズなどが興味を示していたが、すでに外野手の補強を終えた球団もあり、ゴンザレスの市場はそれほど拡大していない。昨季は打率.262、14本塁打、57打点、OPS.762という自己ワースト級の成績に終わったゴンザレスだが、9月以降は復調して打率.377、6本塁打、16打点、OPS1.250の好成績をマークしており、今季再びオールスター級の成績を残す可能性は十分にある。高地のクアーズ・フィールドで好成績を残している一方、アウェイではそれほど打てていない点が懸念材料だが、32歳になった現在でも一線級の活躍ができるだけの能力を備えた選手である。

ロッキーズは現在、レフトにイアン・デズモンド、センターにチャーリー・ブラックモン、ライトにヘラルド・パーラが入る布陣が予定されているが、パーラはどちらかと言うと4人目の外野手として使いたいタイプの選手であり、ゴンザレスとの再契約はチーム状況にもフィットする。デービッド・ダール、ライメル・タピアといった若手外野手も育っているロッキーズだが、球団フロントはどのような判断を下すのだろうか。

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