将来を期待される若手の女性科学者を表彰する2018年の「ロレアル―ユネスコ女性科学賞」(ロレアル、ユネスコ主催)の国際新人賞に物質・材料研究機構の小川由希子氏(27)が選ばれた。世界初の形状記憶マグネシウム合金の開発功績が認められた。
小川氏は同機構の構造材料研究拠点に所属する研究員。開発したマグネ合金が次世代の構造材料として医療や宇宙分野に応用が期待されると評価された。
国際新人賞は生命科学、物理、化学、工学、数学の分野で世界的に評価されるトップ15人の若手女性科学者を表彰するもの。授賞式は3月21日にフランス・パリで開かれる。