アストロズの三遊間コンビが契約更改 コレアは年俸100万ドル

メジャーリーグでは3月に入って年俸調停権を持たない支配下選手との契約更改が始まっており、日本時間3月9日にはアストロズの三遊間コンビ、アレックス・ブレグマンとカルロス・コレアも契約更改を済ませた。MLBネットワークのジョン・ヘイマンはブレグマンの年俸が59万9000ドル、コレアの年俸が100万ドルに決まったことを報じている。

メジャーリーガーの年俸については年俸調停権が大きな役割を担っており、メジャー登録日数が3年未満で年俸調停権を持たない選手はメジャー最低保証年俸に毛が生えた程度の金額しか得られないことがほとんどである(逆に、年俸調停権を取得すると一気に年俸が上昇する)。たとえば、球界最高のスター選手であるマイク・トラウト(エンゼルス)の年俸は、2012年が48万2500ドル、2013年が51万ドル、2014年が100万ドルであり、年俸調停権を取得したタイミングで6年1億4450万ドルの大型契約を結んだ。その結果、2015年は525万ドル、2016年は1525万ドル、2017年は1925万ドルと大きく上昇し、今季から3年間の年俸は3325万ドルとなっている。

コレアは今回が年俸調停権取得前の最後の契約更改となった。これまでの年俸は2016年が51万6700ドル、2017年が53万5000ドルと推移していたが、今回は100万ドルで契約を更改。クリス・ブライアント(カブス)が同じく年俸調停権取得前の最後の契約更改で105万ドルを手にしていたが、それに迫る金額での更改となった。昨季は故障により109試合の出場に留まりながら、打率.315、24本塁打、84打点、OPS.941の好成績を残しており、年俸調停権を取得する来季は大幅な昇給は間違いない。

一方のブレグマンは最短で2年後に年俸調停権を取得する。昨季の年俸は53万9400ドルだったが、メジャーの慣例通り、今回は微増に留まった。メジャー2年目の昨季は打率.284、19本塁打、71打点、OPS.827をマークして正三塁手に定着。このまま順調に活躍を続けていけば、2年後には大幅な昇給を手にすることになるだろう。

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