ラニーニャ現象 春の間に終息の可能性高く 夏には平常へ

エルニーニョ/ラニーニャ現象の発生確率 出典:気象庁ホームページ

 気象庁は9日、エルニーニョ監視速報を発表した。
2月のエルニーニョ監視海域の海面水温は基準値より低く、ラニーニャ現象が続いているとみられる。

 今後は、エルニーニョ監視海域の海面水温が次第に基準値に近づき、夏には基準値に近い値で推移すると予測している。
このことから、春の間にはラニーニャ現象が終息し、夏には平常の状態になる可能性が高い。

エルニーニョ現象/ラニーニャ現象とは

ラニーニャ現象時の状態 出典:気象庁ホームページ

 エルニーニョ現象とは、太平洋赤道域の日付変更線付近から南米沿岸にかけて海面水温が平年より高くなり、その状態が1年程度続く現象のこと。
逆に、同じ海域で海面水温が、平年より低い状態が続く現象はラニーニャ現象と呼ばれる。

© 株式会社ウェザーマップ