三井不動産レジデンシャル、「第10回三井住空間デザインコンペ」最優秀作品を決定

 三井不動産レジデンシャル(東京都中央区)はこのほど、「第10回三井住空間デザインコンペ」の最優秀作品に、建築家である川見憲史氏の「『切り替え』のある住まい」を選定した。今後、建設中の分譲マンション「ザ・タワー横浜北仲」に実際に建設し販売する予定。

 同コンペは「ワーク ライフ インテグレーション -生きながら働き、働きながら生きる場所-」をテーマに、家族3人以上が暮らす住まいを募集。応募総数は185作品だった。

 最優秀作品は、専有面積80.82平米(バルコニー面積15.07平米)の対象住戸ユニットを、住戸外と緩やかにつながる「土間エリア」、土間エリアと引き戸でつながる「リビングエリア」、プライバシー性を高めた「居室エリア」に設定。働く場所として住まいを活用することを想定し、気持ちや空間の「切り替え」が自然に行われるように設計されている。また、各エリアの使い方に多様性を持たせることで、今後のワークライフスタイルの変化にも柔軟に対応できる。

土間エリアとリビングエリア
土間エリアとリビングエリアは引き戸でつながりながらも、段差を設けることで意識の切り替えが生まれる

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