ロッキーズ カルロス・ゴンザレスと1年契約での合意に近付く

カルロス・ゴンザレスを含むフリーエージェント選手の調査を継続していることが報じられていたロッキーズだが、ゴンザレスとの1年契約が合意に近付いているようだ。クアーズ・フィールドで好成績を残してきた左の強打者は、今季もロッキーズでプレイすることがほぼ確実となった。

MLBネットワークのジョン・ヘイマンは自身のTwitter上で、ロッキーズとゴンザレスが1年契約での合意に近付いていることを報じた。MLB.comのマーク・フェインサンドによると、両者による交渉は現在も継続中であり、まだ合意には達していないようだが、ロッキーズがゴンザレスと再契約を結ぶのはほぼ確実な情勢となっている。ゴンザレスは昨年、ロッキーズから複数年契約での契約延長をオファーされ、それを断っているが、今回契約が成立した場合は1年契約になると見られている。

ゴンザレスは2002年8月にダイヤモンドバックスと契約し、2007年オフにダン・ヘイレンらとの6対2の大型トレードでアスレチックスへ移籍。翌2008年にメジャーデビューを果たし、85試合に出場したものの、その年のオフに今度はマット・ホリデイとの3対1のトレードでヒューストン・ストリートらとともにロッキーズへ移籍してきた。移籍1年目の2009年に89試合で13本塁打を放つと、翌2010年からはレギュラーに定着し、いきなり首位打者のタイトルを獲得。オールスター・ゲーム選出3回、シルバースラッガー賞2回、ゴールドグラブ賞3回など輝かしい実績を残してきた。昨季は右肩痛で3年ぶりの故障者リスト入りを経験し、打率.262、14本塁打、57打点、OPS.762と不本意な成績に終わったが、9月には打率.377、6本塁打、16打点、OPS1.250と復調しており、今季は再び好成績を残すことが期待されている。

なお、ゴンザレスはクアーズ・フィールドで通算打率.329、129本塁打、OPS.999という好成績を残している。1年後に再びフリーエージェントとなって好条件の契約を得るためにも、慣れ親しんだコロラドの地で実力健在をアピールしておきたいところである。

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