女性目線の提案続々 未病改善へアンバサダー 知事と意見交換

 女性目線で未病の改善方法を取り入れたライフスタイルを提案する「神奈川ME−BYOスタイルアンバサダー」が8日、県庁を訪れ、これまでの取り組みや今後の展開について黒岩祐治知事と意見を交わした。

 県庁を訪問したのは調理師やヨガインストラクター、宝飾デザイナーら、1月からアンバサダーとして活動している女性15人。会員制交流サイト(SNS)を活用した情報発信や、イベントでの啓発活動などに取り組んでいる。

 フォロワー数が4万人を超えたSNSでは、手軽にできる「耳ストレッチ」の方法や献立に一手間加えた薬膳料理のレシピを公開。このほか、ガーベラの花をモチーフにしたシンボルマークの作成や、未病の「見える化」に向けて家族が互いの日々の心身状態を一目で確認できる「スケールボード」の反応などを報告した。

 アンバサダーらは、シンボルマークを使ったバンダナを紹介し「首に巻くほか、お弁当を包むのにも使える」と笑顔。今後の展開についても「スケールボードをマグネットにして冷蔵庫に張ったら子どもも毎日必ず見る」などと日々の生活から生まれた発想を具体化していくとした。

 黒岩知事は「未病は理念的なもので、どうしたら生活につながるかが見えなかったが、一気に見せてくれた。素晴らしいアイデアをどんどん商品化できるよう全力でサポートしていきたい」と話した。

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