「これがラストチャンスだ」 アーセナルとヴェンゲルにはEL制覇しか道はなし

ミランを撃破したアーセナル photo/Getty Images

先日マンチェスター・シティに0-3の完敗を喫し、続くブライトン戦も1-2で落としたアーセナルには失望の声が広がっていた。サポーターも愛想を尽かしたことだろう。しかし、8日に行われたアウェイでのヨーロッパリーグ・ラウンド16第1戦でミランを2-0で撃破してしまうのだからアーセナルは面白い。今回はミランのパフォーマンスがあまり良くなかったことも影響しているが、敵地で2-0の勝利を収めたのは大きい。

リーグ戦ではトップ4入りが難しく、カラバオ杯決勝ではマンCに完敗。すでにFA杯でも敗退しているため、アーセナルとアーセン・ヴェンゲルがサポーターの信頼を取り戻すにはヨーロッパリーグしかない。ここで優勝でもしない限り、サポーターは振り向いてくれないだろう。

英『sky SPORTS』によると、先日アーセナルを撃破したブライトンのDFリアム・ロシニアーはミランを撃破したアーセナルが先日とは別のチームに映ったようで、これを分岐点にしてほしいと口にしている。

「この瞬間をアーセナルは分岐点にしないといけないよ。アメックススタジアムのスタンドでアーセナルのサポーターがヴェンゲルの解任を叫んでいたのを聞いて悲しかったのを覚えているからね。これがラストチャンスだ」

ヨーロッパリーグを制して来季のチャンピオンズリーグ出場権を獲得すれば、アーセナルの状況は大きく変わるだろう。漂う失望感も一掃されるかもしれない。まだ道のりは長いが、このチャンスを活かせなければヴェンゲルに未来はないのだろう。

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