小中給食費 長崎市は市が直接集金へ 2019年4月から

 定例長崎市議会は9日、総務、教育厚生、環境経済、建設水道の4常任委員会を続行。教育厚生委で市教委は、市立小中学校の学校給食費の徴収や管理方法について、市が保護者から直接集金する公会計方式を2019年4月に導入する考えを示した。6月定例会に関連条例案を提出し、今夏に各学校で説明会を開く。

 市教委によると、現在は各学校が保護者から現金や口座振替で給食費を集め、校長名義の口座で管理する私会計方式。しかし、給食費の徴収額が多い学校ほど食材を安く一括購入できるため、給食の内容に差が生じることがあるほか、未収金対策などで学校現場の負担が大きいという。

 公会計方式では、市が原則口座振替で給食費を徴収し、公金口座で管理。私会計方式で保護者が支払っている振替手数料は市が負担する。全ての小中学校が対象。

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