小中高生が海運や船などをテーマに作った新聞を表彰する「ジュニア・シッピング・ジャーナリスト賞」で、県立長崎工業高機械システム科3年の4人の作品が、造船分野の最優秀に当たる特別賞「日本造船工業会会長賞」を受賞した。
海事産業への関心や理解を深めてもらうことを目的に、日本海事広報協会(東京)が2013年度から毎年開き、5回目。全国から計763作品の応募があった。
受賞したのは機械システム科の造船コースに所属する川浪啓太さん、江島偲温さん、田中舜梧さん、山本晴太郎さん。
課題研究の一環として約1カ月をかけて製作した。欧州の造船会社などを巡る海外研修に参加した生徒へのインタビューのほか、課題とされる造船分野の人材確保なども盛り込んだ。造船を取り巻く現状や問題点などを捉え、分かりやすく発信した点が評価されたという。
造船会社などへの就職や進学など、それぞれに歩みを進める4人は、「この新聞を見て少しでも造船に興味を持ってもらえたらうれしい」と話している。