教訓伝えたい 岩手日報が鎌倉で特別号外配布

 岩手県で県紙を発行する岩手日報社(盛岡市)は11日、JR鎌倉駅東口や鎌倉大仏殿高徳院で東日本大震災7年の特別号外千部を配布した。

 復興が進む被災地の現状や、悲しみが癒えない遺族の声を12ページにわたって紹介。震災の教訓を配布地域の人々にも伝えようと、1面には「鎌倉とともに」という見出しや、南海トラフ巨大地震発生時の神奈川県の被害想定を示した地図も添えられている。

 同社販売局長の藤原誠一さんは「これまでの復興支援への感謝を示すとともに、次なる大災害に備えて少しでも被害を減らすために教訓を伝えていきたい」と話した。特別号外は計約1万7千部発行し、東京や名古屋などでも配られた。

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