メタルワン、西日本の系列3販社統合 7月に新会社、社長に本田副社長(兼務)

4月に那覇支店設立

 メタルワンは9日、最重要市場と位置付ける国内市場における販売体制強化の一環として、7月1日付で100%子会社のメタルワン西日本(本社・広島県広島市)、メタルワン四国(本社・香川県高松市)、メタルワン九州(本社・福岡県福岡市)を経営統合し、新生「メタルワン西日本」を発足させると発表した。西日本地域において、メタルワングループ内の連携を強化したプラットフォームを構築することが狙い。新会社の社長にはメタルワンの本田武弘副社長が兼務で就任する。

 新会社は広島に本社を置き、本社内にコーポレート機能とプロジェクト開発などの事業開発機能を持つ形とする。統合対象3社は地域的近接性に加え、造船やプラント向けなど需要業界に類似性が高い。メタルワンが15年度に導入した事業部制による各事業部との連携も強化することに加え、メタルワン鉄鋼製品販売やメタルワン特殊鋼などグループ各社との連携も強化。グループとしての総合力を最大化しながら地域密着で販売体制強化を図りたい考えだ。

 7月1日付でメタルワン西日本を存続会社として他2社を吸収合併する。支社は中国、四国、九州の3カ所。支店は姫路、水島、福山、徳山、宇部、長崎、那覇に置き、事務所を北九州と大分に置く。那覇支店は4月1日にメタルワン九州那覇支店として新設する。従業員数は84人となる。

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