ボートショーの初日で完売した防水ドローンのSplash Drone Auto 3 パシフィコ横浜で開催されている「ジャパンインターナショナルボートショー2018」に出展したGATE SIDE MARINE株式会社(本社:沖縄県、CEO:門脇努)は、防水ドローンのSplash Drone Auto 3の展示販売を行い、初日で用意した在庫を完売した。

Phantom 4を水没させたユーザーが迷わず購入

ボートショー特価で完売したSplash Drone Auto 3

 Splash Drone Auto 3は、中国の深センに本社のあるSewllPro社が開発した防水ドローン。GATE SIDE MARINE社は、SwellPro社の日本総代理店として、Splash Drone Auto 3の輸入販売を行っている。ボートショーの会場で展示・販売されていた製品は、日本の技術適合認定マークを取得した正規品。Splash Drone Auto 3は、IP67の防水性能を備えたカメラと、水面に浮いている位置までの完全防水と、水深60cmまでの瞬間的な潜水にも対応する。最長フライト時間はは16分で、ジンバルとカメラを含んだ重量は2380g。飛行可能な最大重量は3,000gなので、ペイロードには約600gの余裕がある。
 Splash Drone Auto 3は、自社開発のフライトコントローラーとGPS/グロナスによるポジショニングシステムによる飛行が基本で、本体には障害物検知やビジョンポジショニングなどのセンサー類は搭載されていない。防水性能を優先して、バッテリーも機体上部のハッチのようなカバーを取り外して、ケーブルを接続して取り付ける構造になっている。それでも、水上からの離着陸が可能で、水没の心配がない機体設計は、ボートショーの来場者には魅力充分などローンとなった。展示コーナーで商品の説明を行っていたGATE SIDE MARINE社の門脇努CEOは「初日で用意してきたSplash Drone Auto 3は完売しました。お客様の中には、Phantom 4を水没させてしまった経験があり、ボートから飛ばして、釣りを楽しんでいる様子を撮影できるドローンを探していた、というケースもありました」と話す。
 現在Splash Drone Auto 3は、予約注文の受付中で、ジャパン・ドローン 2018での展示販売を計画している。

防水仕様のカバーを外してバッテリーを装填する

【Splash Drone Auto 3のスペック】
●機体
防水レベル 水面に浮いている位置まで完全防水。一瞬の潜水は水深60cmまで
重量 2380g(ジンバル、カメラ含む)
直径 450mm
最大上昇速度 4m/秒
最大降下速度 3m/秒
飛行最高速度 時速57.6km
最高上昇高度 海抜4,000m
飛行可能最大風速 7.5m/秒
ホバリング精度 ±1.5m
最長フライト時間 16分
飛行可能最大重量 3,000g
ポジショニングシステム 二重衛星 – GPS/グロナス
フライトコントローラー Swellpro S3
防水ブラッシュレスモーター #3510/620kv
ESC 40A

●ジンバル
防水性能 IP67
スタビライザーシステム 2軸ジンバル
垂直制御範囲 チルト-90°〜0°,
ジンバル精度 ±0.02°

●モニタ
周波数5645-5965MHZ
サイズ 5インチ 800X480ピクセル
光度 500cd/㎡

●カメラ
防水性能 IP67
イメージセンサー 1/2.3 CMOS, 1400M
レンズ 視野角106°, F/2.0
ISOレンジ 100〜1600
静止画サイズ 14M(4320×3240) 10M(3648×2736) 5M(2592×1944)
動画サイズ APP:1920×1080(30/60p) 1280×720(30/60p)、プロポ2880×2160 24p 2560×1440 30p 1920×1080(30/60p) 1280×720(30/60p)
最大ビデオビットレート 28000Kbps
静止画フォーマット JPEG,RAW,JPEG+RAW
動画フォーマット MOV MP4
SDカード microSDカード(クラス10以上またはUHF-1以上) 最大容量64GB

●バッテリー
タイプ 4sリポバッテリー/機体 2sリポバッテリー/プロポ
容量 4s 5200mAh  2s 1800mAh
電圧 4s 14.8V 2s 1800mAh
充電温度範囲 -10℃〜40℃

●リモートコントローラー
重量 660g
周波数 2405-2475MHZ
伝送距離 約1.0km
受信機感度 -105dbm
動作電流 160-300mAh
チャンネル数 10

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