日曜日に行われたプレミアリーグ第30節、アーセナルは本拠地エミレーツ・スタジアムでワトフォードと対戦した。
そして、試合開始からわずか8分というタイミングでアーセナルが先制ゴールを奪取する。
メスト・エジルのフリーキックからDFシュコドラン・ムスタフィが合わせ、ネットを揺らした。
『Opta』によれば、このアシストによってメスト・エジルは「プレミアリーグの歴史上最速で50アシストを記録した」選手になったという。
これまでその記録を持っていたのはマンチェスター・ユナイテッドで活躍したあのキング・カントナ。
彼は143試合に出場した段階で50アシストを決めていたそうだ。
しかしメスト・エジルは141試合で50アシストに到達したとのことで、これがプレミア最速記録なのだという。
また、このムスタフィのゴール自体もアーセナルにとって大きな記録であった。
これはプレミアリーグが始まって以来、アーセナルがホームで記録したゴールとして1000回目だったという。
マンチェスター・ユナイテッドは既に1066ゴールを決めていることから1位ではないが、それに次ぐ数字となった。
しかも、アーセン・ヴェンゲル監督にとってこの試合はアーセナルでのプレミアリーグ700勝目!
1222試合で700勝というから、勝率は57%以上!このところはやや苦戦しているが、この結果はさすがムッシュである。
さらに、アーセナルのある選手にとっても記録的な試合となった。
この試合に先発したGKペトル・チェフは、トロイ・ディーニーのPKを止めることに成功。これは彼にとって2011年2月以来、なんと7年ぶりとなるPKストップ。もちろんアーセナル移籍後は初めてであった。
このところ悪い話ばかりが伝えられてきたアーセナル。この記録ずくめの勝利が、ターニングポイントになってくれるだろうか?