カージナルスとマーリンズの開幕投手が決定

レギュラーシーズン開幕まで3週間を切り、各球団は開幕ロースター25人の編成に向けてロースター・カットを開始している。そんななか、カージナルスのマイク・マシーニー監督とマーリンズのドン・マティングリー監督は開幕戦のマウンドに立つ投手の名前を明らかにした。

マシーニーは「彼が開幕戦のマウンドにいるべきではない理由はない。彼が開幕投手を務めることになると思うよ」と語り、3年連続で2ケタ勝利をマークしているエース右腕、カルロス・マルティネスに開幕投手を任せる方針であることを明言した。過去にはマシーニーは開幕投手の発表をオープン戦終盤まで待ったこともあったが、昨季自身初の200イニングと200奪三振をクリアし、文句なしのエースへと成長した右腕を開幕投手に指名することに何の迷いもなかったようだ。

昨季のマルティネスは32試合に先発して205イニングを投げ、12勝11敗、防御率3.64、217奪三振をマーク。昨季の開幕戦ではカブスを相手に8回途中まで被安打6、与四球0、奪三振10、失点0の快投を披露しており、昨季に続いて2年連続2度目の開幕投手となる。

一方、マティングリーは2月中旬にホゼ・ウーレイナとダン・ストレイリーのいずれかに開幕投手を任せる方針であることを明らかにしていたが、両投手の性格などを考慮した結果、マティングリーが「エネルギーいっぱいの男」と称するウーレイナに開幕投手の大役を任せることを決断した。マティングリーは「開幕戦は普段以上に盛り上がるし、いつもとは違うルーティンが必要になる。ウーレイナよりストレイリーのほうがルーティン通りに準備をする投手だから、開幕戦の雰囲気に対応できそうなウーレイナを選んだんだ」と選考理由を説明。「100マイルじゃなくて105マイルを投げようとするかもね」と冗談を交えつつ、ウーレイナのパワフルなピッチングに期待を寄せた。

ウーレイナはメジャー3年目の昨季、開幕から6試合にリリーフ登板して防御率2.35と結果を残し、5月上旬から先発ローテーション入り。その後の28度の先発登板では14勝7敗、防御率3.97をマークした。なお、マーリンズでは2010年から3年連続でジョシュ・ジョンソンが開幕投手を務めて以降、5年連続で異なる投手が開幕投手を務めており、ウーレイナも自身初の開幕投手となる。

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