籠たいまつの炎、幻想的に 東大寺「お水取り」

奈良市の東大寺二月堂で12日、お水取りの名で知られる伝統の修行「修二会(しゅにえ)」にひときわ大きな籠たいまつが登場した。闇の中、幻想的に舞い散る火の粉に、参拝客から感嘆の声が上がった。たいまつは、厳しい修行に臨む僧侶「練行衆」の道明かりとして、本行が始まった1日から14日まで毎晩ともされる。このうち12日だけ、長さ約8メートル、重さは通常の倍近い約60~70キロとされる籠たいまつが登場する。

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