96歳を手助けし自宅に上がり込み、財布盗む 相模原南署、75歳の容疑者逮捕

 96歳の女性を手助けして荷物を持ち、自宅に入って財布を盗んだとして、相模原南署は12日、窃盗の疑いで、相模原市南区に住む無職の女(75)を逮捕した。同署によると「生活に困っていた」と容疑を認めている。

 逮捕容疑は、1月20日午前11時ごろ、自宅近くの無職女性(96)宅で、現金約2万5千円入りの財布を盗んだ、としている。

 同署によると、同日午前、手押しカートを使い買い物から帰る途中の女性に「荷物を持ってあげましょうか」と声を掛けて同行、自宅に着き「上がってお茶でも」と女性がお礼の準備のため、目を離したすきに犯行に及んだという。

 女性から相談を受けた息子(69)が防犯カメラに記録されていた女の画像を確認。近くの交番に届け出た帰りに女を偶然発見し、自宅を突き止めて通報した。

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