オバマ前米大統領の出身地ハワイを訪問した高校生平和大使2人が12日、長崎市尾上町のJR長崎駅前高架広場で、オバマ氏らの長崎訪問実現に向けた募金活動に励んだ。「核なき世界」を目指すオバマ氏を招待し、核兵器廃絶の機運を高める狙い。
2人は長崎東高3年の安野伊万里さん(18)と活水高3年の野瀬舞伽さん(18)。先月のハワイ訪問でオバマ氏の妹マヤ・ストロ氏と面会し、長崎訪問を求めるオバマ氏宛ての手紙を手渡した。
今回はオバマ氏、ストロ氏、ハワイの高校生の3者の長崎訪問を計画しており、当面は150万円を目標に募金活動をして高校生の渡航費に充てるという。
この日の募金活動には、核廃絶の署名を集める高校生1人も参加。計3人で通行人にビラを配りながら協力を呼び掛けた。安野さんは「まずはハワイの高校生に長崎に来てもらい被爆の実相に触れてほしい。最終的にオバマ氏の訪問を実現させたい」と話した。