ブルージェイズ解雇のカレーラがブレーブスとマイナー契約

日本時間3月14日、2日前にブルージェイズからリリース(解雇)されたばかりのエゼキエル・カレーラがブレーブスとマイナー契約を結んだ。カレーラはブルージェイズの外野手補強のあおりを受けて40人ロースター外となり、出場機会を求めて球団にリリースを要求し、フリーエージェントとなっていた。

超有望株ロナルド・アクーニャを開幕ロースターに登録しない方針のブレーブスは、アクーニャ昇格までの「つなぎ役」を務める選手を探している。球団内のオプションとしてはレーン・アダムス、プレストン・タッカー、ダニー・サンタナ、ダスティン・ピーターソンらがいるが、その争いにカレーラも加わることになった。ブレーブスのアレックス・アンソポロスGMはブルージェイズのGMを務めていた2014年12月にカレーラとマイナー契約を結び、外野の準レギュラーに育て上げた実績があり、アンソポロスとカレーラの縁が今回の契約につながったようだ。

ブルージェイズ3年目となった昨季、カレーラは131試合&325打席という自己最多の出場機会を得て、打率.282、8本塁打、10盗塁、OPS.764をマーク。各部門でキャリアハイを更新するなど、自己最高のシーズンを過ごした。しかし、ブルージェイズは今オフ、ランドール・グリチックやカーティス・グランダーソンといった外野手を獲得し、カレーラは構想外に。日本時間2月27日にDFAとなり、同3月2日には招待選手としてチームに帯同することが決定していたが、ブルージェイズに残っても得られるチャンスは少ないと判断したカレーラは新天地を求めることを選択した。

外野3ポジションを守れるヘレーラだが、昨季の守備防御点はレフトで-8、センターで-3、ライトで-3、合計では-14と前年の+7から大幅に悪化。ブルージェイズがカレーラを構想外とした理由として、守備力の急激な低下を挙げる声もある。打撃面では着実に力を付けているだけに、新天地ブレーブスでメジャー昇格を勝ち取れるかどうかは守備力の向上(回復)にかかっていると言えそうだ。

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