ネイマールのブラジル軍団、カバーニら古株軍団、フランス軍団も? PSGには派閥が出来ている

CLではベスト16で敗れたPSG photo/Getty Images

昨夏にネイマール、キリアム・ムバッペを加えたパリ・サンジェルマンでは、今季開幕当初から派閥争いのようなものがあると指摘されてきた。特にネイマールは加入早々にチームのスター選手となり、それが原因でエディンソン・カバーニとPKやフリーキックのキッカーの座を巡って小競り合いも起きている。

スペイン『MARCA』は、現在のPSGにはいくつかの派閥が出来ており、チームとしてまとまりきれていないところがあると特集している。

それによると、まず1つ目の派閥は「ブラジル軍団」だ。ここはネイマール、さらに同じく昨夏に加入したダニエウ・アウベス、チームリーダーの1人であるチアゴ・シウバ、その相棒を務めるマルキーニョス、そしてここにGKケビン・トラップも加わっているという。トラップはブラジル人選手ではないが、トラップと交際しているモデルのイザベル・グラールさんはブラジル出身だ。それも関係しているという。

2つ目はネイマール加入前まで前線の中心メンバーだったカバーニを中心としたグループだ。カバーニに加えてアンヘル・ディ・マリア、ハビエル・パストーレ、ジョバンニ・ロ・チェルソのアルゼンチン人選手3名、ユーリ・ベルチチェもこの中に入っているそうだ。特にカバーニ、ディ・マリア、パストーレはよくパリで外食に出かけるそうで、以前から仲が良い様子。しかし同メディアは、ブラジル軍団ほどチーム内で力があるわけではないと伝えている。

3つ目は、当然のことながら大半を占めるフランス人選手によるグループだ。現在のトップチームには13人のフランス人選手が所属しており、ムバッペ、アドリエン・ラビオ、アルフォンス・アレオラ、プレスネル・キンペンベ、今冬に加入したラサナ・ディアラなどがそうだ。彼らはフランス語によるコミュニケーション、母国フランスならではの文化や慣習の面で共通点があり、周囲の選手はこの中に入っていけないという。

その他に同メディアは、チアゴ・モッタとユリアン・ドラクスラーはどの派閥にも属さず、マルコ・ヴェッラッティはどの派閥とも仲が良い数少ない選手の1人と伝えている。モッタはあまり誰かと行動することを好まず、ドラクスラーはピッチを離れると家族と過ごす時間が多いのだとか。ヴェッラッティは幅広い言語を扱えることから仲の良い選手が多いようだ。

本当にこのような派閥が出来上がってしまっているのかは微妙なところだが、同メディアは選手同士の関係に疑問を抱いている。少なくとも開幕以降どこかまとまりきれていない部分があるのは事実で、スター選手を揃えすぎたことによる問題が起きているのだろう。

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