適塩で簡単、おいしく 食協が「プロ考案」レシピ本 小田原市

適塩メニューを紹介するレシピブック

 プロの料理人が考案した塩分控えめのメニューが25種類。食品関係事業者らが加盟する小田原食品衛生協会(花田亮会長)がこのほど、適塩・簡単プロレシピブック「地元発 プロが教えるちょっとしたヒントで健康な食卓へ」を制作した。

 小田原市は、脳血管疾患による死亡率が県内19市中ワースト2位で全国平均も上回っている。この改善に取り組む市の委託を受け、同協会が会員や地元飲食店にメニューを募ったものだ。

 レシピブックは16ページで、料理写真と考案した店舗名、材料、調理方法を掲載。ジャンルは和食、フレンチ、イタリアン、中華など多彩で主菜、副菜、おつまみなどバリエーションにも富んでいる。また、だしの旨味をいかしたり柑橘類で味のアクセントを付けたりと、それぞれの「適塩ポイント」も紹介している。

 花田会長は「それぞれ料理にこだわりがあるなか、趣旨に賛同していただいた食のプロからの作品を載せています。このレシピ集が地域の皆様の健康づくりの一助になれば幸いです」と話した。

 レシピブックは市役所2階や保健センター、レシピを考案した飲食店等で配布するほか、同協会のホームページでも紹介している。

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