レンジャーズ・バニスター監督 投手13人体制の採用を示唆

正左翼手の筆頭候補と見られていたウィリー・カルフーンをAAA級へ降格させたレンジャーズは、通常の投手12人体制ではなく、先発5人・リリーフ8人の投手13人体制で開幕を迎えることが濃厚となった。現役最年長選手であるバートロ・コローンが13人目の投手として開幕ロースター入りする可能性もありそうだ。

ジェフ・バニスター監督は「我々は当初、(12人体制と13人体制の)両方のシナリオを考えていた。現在は13人体制に傾きつつあるよ。状況によっては12人体制を採用する可能性もあるけどね」と投手13人体制の採用を示唆。13人の内訳は先発5人・リリーフ8人となる可能性が高く、リリーフでは左腕のジェイク・ディークマンとアレックス・クラウディオ、右腕のキーオニー・ケラ、トニー・バーネット、マット・ブッシュ、クリス・マーティンの計6人は開幕ロースター入りが当確と見られている。

調整が間に合うようであれば、ブルペンの7枠目はおそらくティム・リンスカムのものとなり、ブルペンは残り1枠。ジェシー・チャベスがロングリリーフ兼谷間の先発要員として最後の1枠を勝ち取るか、あるいはコローンが先発ローテーションに入り、マイク・マイナーがブルペンに回るパターンが考えられる。その他の候補としてはニック・ガーデワイン(オープン戦防御率1.42)、ホゼ・レクラーク(同3.86)、ケビン・ジェプセン(同1.50)らが挙げられるが、いずれにしてもレギュラーシーズン開幕ギリギリまでバニスターは頭を悩ませることになりそうだ。

レンジャーズ投手陣の充実ぶりは、昨季チームの新人王に選出され、今年のオープン戦でも8イニングを投げて防御率1.13と好投していたオースティン・ビベンス・ダークスが早々にマイナー降格になったことからも読み取れる。先発ローテーションもコール・ハメルズ、マーティン・ペレス、ダグ・フィスター、マット・ムーアと4番手までは確定しており、質量ともに充実しつつある投手陣は今季のレンジャーズの強みとなるかもしれない。

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