川崎北高ダンス部、春の全国大会連覇狙う 川崎市宮前区

出場するD.D.Dのメンバー

 県立川崎北高校(勝股正校長)のダンス部「D.D.D(ダーディードゥー)」が、3月21日に都内で開催される全国高校生No.1を決める大会に出場する。”キレとシンクロ”に磨きをかけたダンスで同大会連覇を目指す。

 川崎北高ダンス部が出場する『日本工学院第21回高校生ダンスコンテスト・春』は、1月に96校による予選を開催。同校は見事突破し、21日の35校による本選で、同大会連覇を目指す。

 同部は、2012年に同好会から部に昇格。創部3年目には全国大会に初出場を果たし、以来数々の大会で好成績を収めている。同大会も昨年優勝している。現在は、県内でもダンスの強豪校として名が知れ、「ダンス部に入りたい」と入学してくる生徒も。部員数は常に60人以上を数えるという。

 しかし練習環境は恵まれているわけではない。校内では他の部活動との兼ね合いで空室を活用。大会前など練習量が欲しいときは校外に場所を求め練習に励む。顧問の原田苑佳教諭は「練習は生徒たちに任せている」と自主性に太鼓判。部長の津田優希さん(2年)は「皆ダンスが好きだから、同じ目的に向かっている」と笑顔だ。

 21日の大会ではスモールクラス(12人以内)にエントリー。部内から選抜された7人で、同校伝統のヒップホップで臨む。曲を自分たちで選び、メンバー各人が1パートずつ振付を考え、それを組み合わせて構成した作品。北高のダンスの強みは「動きのキレとメリハリ、そしてシンクロ性」と自信をのぞかせる。

 津田さんは「本選にはさらに本気で挑めるように団結して最高の状態で臨めるようにしたい」と話し、チームリーダーの小林菜緒さん(2年)も「北高ダンス部の代表として、先輩に続き優勝に向けて努力したい」と決意を語った。

 コンテストは、3月21日の午後1時半から、大田区西蒲田の日本工学院専門学校・片柳アリーナで開催される。

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