日中は4月~5月の気温に 連日の暖かさのピークはきょうまで

15日の予想最高気温分布。

 きょう15日(木)は北・西日本は天気が下り坂で、関東は午後は雲が広がるが、天気の崩れはない見通しだ。連日の暖かさはきょうがピークとなり、関東では夏日となる可能性がある。四国からはそろそろ桜の開花の便りが届きそうだ。

 日本付近は、日本の東に中心を持つ高気圧に覆われて東・西日本は晴れている。
 きょう15日(木)は高気圧が東へ移動するため、西日本から次第に曇りの所が多くなる見通しだ。
 上空の気温は平年よりも5℃~10℃程高く、北日本から西日本の積雪の多い地域ではなだれや雪解けに注意が必要だ。

関東では今年初の夏日か

 今朝は全国的に平年の気温よりも5℃以上高いところが多くなった。きょうも日中は気温が上がり、関東では今年初めて最高気温25℃以上の夏日となる可能性もある。

■予想最高気温(前日差)
札幌 11℃(+5)4月中旬並み
仙台 19℃(-1)5月中旬並み
東京 22℃(±0)5月上旬並み
大阪 21℃(-1)4月下旬並み
福岡 19℃(-4)4月中旬並み
那覇 25℃(±0)4月下旬並み

北・西日本は天気下り坂

 北海道の西の海上からは前線を伴った低気圧が夜にかけて北海道付近を通過し、北海道はあす16日(金)にかけて強風や風雪、高波に注意が必要となる。湿った雪が主体で、強まる時間帯もありそうだ。

 また、低気圧から日本海に伸びる前線と、朝鮮半島付近に発生した前線が北日本~西日本を通過する見通しだ。前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、東北・北陸・山陰や九州では前線の影響で雲が広がり、夕方以降は広く雨が降りやすくなる。
 関東はきょう15日(木)いっぱい天気の崩れはない見込みだ。

15日の全国の天気予報

初夏の陽気はきょうまで 寒暖差に注意

 この先は周期的に天気が変化し、あす16日(金)以降、全国的に気温が下がる見通し。関東では来週前半の最高気温は12℃予想で、きょうに比べると10℃以上の低くなる見込みだ。平年並みの気温に落ち着くものの、寒暖差に注意が必要だ。

(気象予報士・崎濱綾子)

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