〔霧島山(御鉢)〕噴火の可能性下がる 噴火警戒レベル1(活火山であることに留意)へ引下げ(3/15)

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15日11:00、福岡管区気象台・鹿児島地方気象台は、宮崎・鹿児島県境の霧島山(御鉢)について、火口周辺に影響を及ぼす噴火の兆候は認められなくなったとして、噴火警戒レベルをレベル2(火口周辺規制)からレベル1(活火山であることに留意)へ引下げる「噴火予報」を発表しました。
霧島山(御鉢)では火山性地震が急増したとして、2月9日に噴火警戒レベルを2に引き上げていましたが、その後2月16日以降は1日あたり数回以下と少ない状態で経過しているほか、火山性微動は2月10日以降、観測されておらず、傾斜計による地殻変動観測等、その他の観測データにも御鉢の活動の高まりを示す特段の変化はみられていません。
3月14日に九州地方整備局の協力により実施した上空からの観測でも、火口内及び火口周辺の状況に特段の変化は認められませんでした。
なお、活火山であることから、火口内でごく少量の火山灰等を噴出する規模の小さな現象が突発的に発生する可能性がありますので注意するとともに、地元自治体等が行う立入規制等に留意するよう呼びかけています。

【火山性地震、火山性微動の発生回数】(速報値含む)
       火山性地震  火山性微動
2010年      103回      2回
 11年       34回
 12年       31回      1回
 13年       58回      7回
 14年       25回     26回
 15年      190回      4回
 16年       59回      2回
 17年       22回
 18年
1月        10回
2月 8日       2回
  9日      82回      2回(14時台)
  10日      11回
  14日      84回
  15日       7回
  16日       7回
  20日       1回
  27日       3回
3月 1日以降     0回

◆用語解説「火山性地震と火山性微動」
・火山性地震は、火山体およびその近傍で発生する地震の名称で、地下でなんらかの破壊現象が起きて発生すると考えられている。
・火山性微動は、火山に発生する震動のうち、火山性地震とは異なり震動が数十秒から数時間も継続する、波形の総称。地下のマグマやガス、熱水など流体の移動や振動が原因と考えられており、噴火に伴う微動もある。

◆霧島山(御鉢):最近の火山活動の状況
<2007年>
・12/01 噴火予報・噴火警戒レベルの運用を開始 噴火警戒レベル1(平常/活火山であることに留意)

<2014年>
・1月~ 3月にかけ継続時間の短い火山性微動が一時的に増加も、年間を通して火山性地震は少ない状態で推移

<2015年>
・7月~ 16年2月頃にかけ火山性地震が増加

<2016年>
・12/06 火山性微動を観測