『La Nazione』は14日、「ユヴェントスの選手たちは、自費でダヴィデ・アストーリの葬儀に出席していた」と報じた。
先日遠征先のホテルで突然死した、フィオレンティーナのイタリア代表DFアストーリ。
31歳という若さでこの世を去った彼の葬儀は8日にフィレンツェで行われ、そこにユヴェントスの選手たちも駆けつけていた。
ライバルであるフィオレンティーナのファンからも拍手で迎えられ、その模様は多くの感動を呼んだ。
そして、その裏には更なるドラマがあったようだ。
ユヴェントスのジャンルイージ・ブッフォンは、7日の夜にウェンブリーで行われたトッテナム戦の後、以下のように話したという。
ジャンルイージ・ブッフォン 我々は明日の朝、フィレンツェに向かうプライベートジェットを見つけてきた。
ダヴィデの葬儀があるんだ。行きたいと思う者はホールに来てくれ。朝4時半に出発する。
(少し間があって)…このような試合の後、普通はじっくり休んで眠りたいと思っているものだ。
そしてこの夜、最終的にはほぼすべてのユヴェントスの選手が集合したとのこと。
しかし、このプライベートジェットはジャンルイージ・ブッフォンとマッシミリアーノ・アッレグリ監督のポケットマネーで調達されたものだった。
規模もそれほど大きくはなく、乗務員を含めれば12名しか乗ることが出来なかった。
そのためアッレグリ監督、ブッフォン、キエッリーニ、ベナティア、ッピャニッチ、バルザーリ、マルキージオ、ルガーニ、ランドゥッチ(アシスタント)が搭乗することになったとのこと。
そして負傷で離脱していたフェデリコ・ベルナルデスキはトリノから直接フィレンツェへ向かい、彼らと合流したようだ。
また、葬儀の際には裏口から入ることが提案されていたとのことだが、それを拒否したのはブッフォンだという。
よりフィレンツェの人々に連帯を感じさせるため、正面から入っていこうと求めたとのことだ。
ブッフォンは後にフィオレンティーナのサポーターが拍手で迎えてくれたことに大きな感謝を抱いていると明かしている。