ウイリアムズF1ルーキーのシロトキン「クビカの存在はプレッシャーにならない」と主張

 ウイリアムズF1のルーキーであるセルゲイ・シロトキンは、ロバート・クビカがチームのテストドライバーの役割を務めていても、自身のレースシートへの余計なプレッシャーは何も感じていないと語っている。

 ロシア出身で22歳のシロトキンは、クビカを抑えて2018年のランス・ストロールのチームメイトに選ばれた。

 しかしながらクビカは、ウイリアムズのテスト兼開発ドライバーの役割を与えられている。彼は先週のバルセロナでその立場を大いに活用し、テスト3日目に素晴らしいパフォーマンスを見せた。

 シロトキンはクビカの貢献を尊重している。シロトキンは、33歳のクビカとは仕事をする上で良い関係にあるとし、ウイリアムズにおける彼の存在が、若いルーキーである自分の仕事に余計なプレッシャーを与えることはないと主張する。

「プレッシャーとして感じたことは一度もない。ここには多くのプレッシャーがあるけれど、どのドライバーからのプレッシャーなのかは問題ではないね」とシロトキンは語った。

「もし僕の準備ができていなかったら、(シート獲得は)予想してもいなかっただろうし、ここにもいなかっただろう。まず何よりも、僕はロバートととても良い関係を築いてる。だからプレッシャーとかそういったものはないんだ。ただ素晴らしい仕事上での関係があるだけだよ」

「もちろん彼は素晴らしい経験の持ち主で、僕たちは皆、彼の経験を分かち合おうとしている。正直に言って、ランスやロバートとの間柄や関係性の進展、また、どのように一緒に仕事をするかといったことに関してはとても満足しているんだ」

 F1での要領を学ぶにあたって、シロトキンは冬のテストでは目の前の仕事に集中し、控えめな姿勢でトラブルを避けようとしていたと話した。

「僕は自分ができる最高のことをやる必要がある。自分のベストを出し切ることこそが、僕がやりたいことなんだ」とシロトキンは加えて言った。

「僕は自分のレベルがどこにあるのか、自分の限界がどこにあるのか分かっている。自分のベストを尽くすことが正にチームが望むことであり、自分がやりたいことなんだ。誇張したり、目立とうとしたり、無理なことをしたり、特別なことをしようとしたりするのではなくね」

「僕は自分がやる必要のある仕事をやるべきで、そのやり方も分かっている。それで十分だと思ってるよ」

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