サクラ咲いたが、季節は逆戻り

4年ぶりに、高知市からサクラ前線がスタートしました。平年より一週間、昨年より二週間も早い開花です。春の暖かさだけでなく、冬の寒さも重要なファクターになりますが、この冬は、西日本で32年ぶりの寒冬でした。高知のように温暖な地のほうが、その影響が色濃く出ます。あすから週末にかけて、宮崎、長崎、東京あたりからも、早い開花の便りが届くでしょう。

ただ、どんどん春めく景色に反比例するかのように、春爛漫陽気は峠を越えてしまいました。あす、北日本や北陸は、きょうより10~15度もの猛烈ダウン。東京は18度予想ですが、その暖かさは午前中で、午後から夜はジェットコースターのような急降下です。来週は、花曇り・花冷えというワードを多く耳にしそうです。

気象予報士・美濃岡 洋子

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