電線大手の春季交渉、2社がベア回答

 電線大手上場の2018年春季交渉の回答が14日夜に出そろった。

 ベースアップの回答は住友電工と古河電工の2社。賃金改善の額は住友電工では1500円(35歳標準労働者ベース)、古河電工では1千円(組合員平均)だった。住友電工は前回から改善幅が500円拡大し、古河電工では2年ぶりとなるベアを実施する。

 年間一時金については、組合員平均で住友電工が5カ月分・164万4千円(前回回答は4・96カ月分、162万円)で回答。古河電工は4・65カ月分・148万1千円(同4・5カ月分・143万7千円)、フジクラは4・56カ月分・138万6900円(同4・48カ月分、137万200円)だった。

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