イチローは2位 MLB現役最年長選手ランキングTOP10

日本時間3月16日、MLB.comのウィル・リーチは2018年シーズンの現役メジャーリーガー最年長ランキングTOP10を特集する記事を公開した。昨季限りで引退した選手や現時点で所属チームが決まっていない選手は含まれていないが、イチロー(マリナーズ)は野手では最年長、全体でもバートロ・コローン(レンジャーズ)に次ぐ2位にランクインしている。

まずはTOP10の顔ぶれを見てみよう。

1位 バートロ・コローン(レンジャーズ) 1973年5月24日生まれ(44歳)
2位 イチロー(マリナーズ) 1973年10月22日生まれ(44歳)
3位 フェルナンド・ロドニー(ツインズ) 1977年3月18日(40歳)
4位 ホアキン・ベノワ(ナショナルズ) 1977年7月26日(40歳)
5位 ピーター・モイラン(ブレーブス) 1978年12月2日(39歳)
6位 チェイス・アトリー(ドジャース) 1978年12月17日(39歳)
7位 ビクトル・マルティネス(タイガース) 1978年12月23日(39歳)
8位 エイドリアン・ベルトレイ(レンジャーズ) 1979年4月7日(38歳)
9位 クリス・ヤング(パドレス) 1979年5月25日(38歳)
10位 ブラッド・ジーグラー(マーリンズ) 1979年10月10日(38歳)

リーチはランキングの対象選手として①2017年にメジャーでプレイした、②現時点でメジャーのロースターに入っているか、マイナー契約を結んでいるか、招待選手として春季キャンプに参加している、③まだロースター・カットの対象になっていない、という3点を挙げており、これを満たす選手のなかでのTOP10が上記の選手たちである。よって、昨季限りで引退したカルロス・ベルトラン、日本球界に復帰した上原浩治、フリーエージェント市場に残っているR.A.ディッキー、ジェイソン・ワース、ジョン・ラッキー、マット・ホリデイといった選手たちは今回のランキングには含まれていない。

リーチはイチローの名前をこのリストに含めることができたことを喜ぶ一方で、右ふくらはぎの張りで日本時間3月15日の試合を退いたイチローを心配し、「イチローよ、早く戻ってきておくれ」とエールを送っている。イチローがマリナーズとのメジャー契約を手にしている一方で、コローンがレンジャーズと結んでいるのはマイナー契約。コローンの状況次第では、イチローが今季の現役最年長メジャーリーガーとなる可能性もある。若手選手の活躍が目立っている近年のメジャーリーグだが、コローンやイチローをはじめとしたベテラン選手たちの奮闘にも注目だ。

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