認知症支援一冊に 三浦半島4市1町の窓口掲載

 三浦半島4市1町の認知症に関する相談窓口をまとめた情報誌「認知症お役立ちBOOK」を横須賀市や横須賀市医師会などが作成した。家族の異変に気付いたときのコールセンター、認知症患者や家族でつくる交流グループの一覧など、状況に応じた連絡先を掲載している。

 悩みを抱え込んで孤立しないようにと、医療専門職や地域住民が気軽に集まって情報交換ができる「認知症カフェ」を開催している団体を紹介。計21カ所から自分に合った場所を選んでもらおうと、「専門職が個別に相談」「アットホームなところが最高」など、各所の雰囲気を伝えるメッセージが添えられている。

 市高齢福祉課は「認知症になっても自分らしく生きるために何かできないかと思っている家族や支援者の初めの一歩として使ってほしい」と話している。

 冊子はA4判25ページで、横須賀市医師会の公式ホームページからダウンロードできる。横須賀市内の認知症カフェの情報は、各行政センターなどで配布されているリーフレット「横須賀にこっとパス(認知症ケアパス)」にも掲載されている。問い合わせは同課電話046(822)8291。

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