プライスが初登板 順調な仕上がりをアピール

左肘の不調により不本意なシーズンを送った昨季からの巻き返しを図るデービッド・プライス(レッドソックス)が、日本時間3月16日のブルージェイズ戦でオープン戦初登板。4回5奪三振無失点の快投で、順調な仕上がりをアピールした。

この日のプライスはコントロールが抜群で、奪った5つの三振のうち4つは見逃し三振だった。打たれたヒットは2回表のテオスカー・ヘルナンデスの三塁への内野安打だけであり、与えた四球も1つだけ。主力選手の大半が欠場していたブルージェイズ打線が相手だったとはいえ、オープン戦初登板とは思えない見事な投球で首脳陣を安心させた。「プライスは素晴らしかったね」とアレックス・コーラ監督は2012年サイ・ヤング賞左腕の快投を絶賛。クリス・セールと形成する先発1・2番手の左腕コンビは、ワールドシリーズ制覇を目指すレッドソックスの強力な武器となりそうだ。

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