アジア大会マラソン代表に井上(MHPS)、野上(十八銀行)ら

 日本陸連は16日、今夏のジャカルタ・アジア大会のマラソン日本代表男女各2人を発表し、長崎県勢から男子で25歳の井上大仁(MHPS)と女子で32歳の野上恵子(十八銀行)が選ばれた。井上は昨年8月の世界選手権、野上も同11月のアジア選手権に続く代表入り。
 同日、東京都内で開いた理事会で選出した。井上は2月の東京マラソンで2時間6分54秒をマークし、日本勢2番手となる5位に入った。MHPS勢のアジア大会出場は、松村康平が銀メダルを獲得した2014年から2大会連続。
 井上は記者会見に出席し「厳しい環境下でどれだけ自分の走りができるか。暑さの中で勝つ。金メダルを狙っていきたい」と抱負を述べた。
 野上は11日の名古屋ウィメンズマラソンで2時間26分33秒の自己ベストをマーク。日本勢3番手となる5位に入った。「暑い季節のマラソンは好き。日本代表の重圧はあるけれど、選ばれたからにはしっかりと練習を積んで結果を出したい」とコメントした。
 男子のもう1人は28歳の園田隼(黒崎播磨)。女子は28歳の田中華絵(資生堂)が選ばれた。4選手ともアジア大会初出場となる。

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