大谷がロッキーズ戦に登板も2回もたず7失点で大炎上

開幕まで2週間まで切ったメジャーリーグ。オープン戦も終盤に差し掛かり選手達の入り替えが激しくなってきた。エンゼルスの大谷翔平は投打ともに苦しむ日々が続いている。大谷は日本時間3月17日に行われたロッキーズとのオープン戦でマウンドにあがった。

相手のロッキーズは昨年、チーム打率.273を記録した強力打線が自慢。今回の試合でチャーリー・ブラックモンやノーラン・アレナード、イアン・デズモンドなど主力選手がスタメンに名を連ねて大谷を迎え撃つ。大谷は前回のメキシカンリーグのチームとの練習試合で3回6失点と不本意な成績に終わっただけに巻き返したいところだ。

注目の初回の大谷の投球。1番打者のブラックモンに四球、3番のアレナードに安打を浴びて1死一・三塁のピンチを迎えるも後続を抑えて無失点で切り抜ける。その裏のエンゼルスは大谷を援護しようとコール・カルフーンの2ランなどで3点を取りチームにとって幸先の良いスタートなった。

しかし、2回に大谷に悪夢が待っていた。この回の先頭打者のデズモンドにボールを左翼スタンドへと運ばれるとここからロッキーズ強力打線が目を覚ます。続くクリス・アイアネッタは死球で出塁し、アレナードの3ランを含む5連打で7得点を挙げて大谷をKOした。この回の大谷は1死を取ることがやっとでアレナードに一発を浴びた後、トレバー・ストーリーから三振を奪ったところで交代となった。この試合では最速158キロを計測したが、制球に苦しみ1回1/3を投げて7安打7失点と大炎上した。

試合後には初回と比べて腕が振れていなかったと振り返った大谷。投打ともに苦戦が続いていることから開幕はマイナースタートになる可能性も十分にある。投手としてのオープン戦登板予定はあと1試合であり、次回登板でどのようなパフォーマンスをみせるのか注目される。

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