科学の魅力、親子で体感 横浜でワークショップ

 科学の楽しさを体感するイベント「春のサイエンスフェスティバル」が17日、横浜市西区みなとみらい3丁目の三菱みなとみらい技術館で始まった。縁日のように巡ることができる多彩なワークショップなど、11のプログラムが用意され、親子連れでにぎわった。18日も開催される。

 子どもらに、より科学に親しんでもらおうと企画され、今回で2回目。今年は、不思議な視覚効果を生み出す「ミニミニストロボライト」や、江戸時代のかわりびょうぶの仕組みを使った「絵が消えるおもちゃ」などを作るワークショップのほか、映画「スターウォーズ」の人気キャラクターロボット、R2−D2をタブレット端末で操作するコーナーも設けられた。

 英国で生まれた「ベンハムのコマ」を作るワークショップでは、参加者が白黒の模様が描かれた円盤状のこまを紙で作り、実際に回した。速度などによってさまざまな色が見えるといい、子どもらは回す方向を変えるなどして観察していた。横浜市内から参加した小学3年の児童(9)は、「こういうこまは初めて知った。違う色が見えて面白かった。紫色が見えた」と話していた。

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